有限会社サンシパークの事業展開について

有限会社サンシパーク鈴木忍代表取締役(スーパンサンシ株式会社総括本部開発室室長):
 
自己紹介、会長室在、開発室長。サンシは現在事業見直し中。諏訪店はリニューアル中。事業は580億円、いずれは1,000億円ねらう。いつかは尾平地区に店舗を構えたかったが、そこは農用地区域であった。
 所有者を訪問すると、皆さん、高齢で稲作を続けづらいとのことであった。畑のまま、地域の朝どり野菜を収穫していけばいいのでは、と考えた。昨今はまっすぐな大根、きれいなキャベツなど当たり前だが、店側は、本心で「本当にきれいかどうか…」疑問に思っていた。
 そこで、現在のサンシパークの設立を構想した。企業が農業をするには農業法人の許可が要る。2004.4.5設立、事業は18,000坪の土地で展開。当初9,000坪は小麦で、そこには収穫後の7月から本格的に野菜を。残り9,000坪から手をつけ、耕起して売りやすい野菜を作りだした。
「尾平栽培場」へは、忙しくても2日に1回は様子を見に行く。普段から手をかけ、特に減農薬に自信がある。この前までに、収穫したキャベツはすべて売りに出した。根の切り口が信州産のものと比較して真っ白。新鮮さを十分にPRできた。おかげさまで完売であった。
 サンシの知っているような農業の知識は、農家でも知っていると思っていた。しかし、尾平の人は、サンシのように何千本も何kgも作ったことがなかった。お互いに、補い合って、笑いながら、勉強しながら進めている。
 「まず1年目は損しないように」「2年目から大きく行こう」と考えている。メンバーは50〜70才代10名位のままでいく。発想は、同じ1反でダイコンで40万円、ゴーヤで80万円もらえるなら、ゴーヤを作る。安全な商品が届けられたら、と思っている。
 BSE、コレラ(高病原性鳥インフルエンザ?)など、食の安全・安心に対して消費者は厳しい目をむけている。より慎重な対応が求められる時代となろう。野菜は漢方薬、野菜は薬になると思いながら作っていく。
しかし伯方の塩のような事態、また、良い農薬がいつ使用不可となるかもわからない。この際、残り9,000坪は「EM」でしようかな、と思っている。差別化、安全・安心で他産地では取り入れられていないものに挑戦したい。無農薬(野菜)はあっても、EM、抗酸化はされていない。これがうまく行けば、尾平の東方面へも土地を借りられたらやりたい。
 どこどこで作られて売っている野菜より、顔が見える方が良い。農薬散布の回数などわかった方が良い。
失敗まだ多いが、経験を積み重ねてやっていきたい。

榊原Q.朝どり野菜の評判が良いようである。コーナーを設けているのか。
鈴木A.サンシ内のみ。よそでコーナーできるほどではない。自店舗の尾平コーナーで表示とバーコードを付けただけで売っている。EMうまくいくと、産直コーナーできるかも。朝どりは、サンサン市場、高花平の人とかやっている。値だけつけてもらっている。サンシで野菜の売り上げ100億円。当然、慎重に行く。

上杉Q.トマト部会は大変世話になってきた。大店舗増え、激戦中。野菜の安売り激しい。JAへは、サンシへ納入しないように言ったときもあった。キュウリ1本1円までなって、トマトも同様の扱いだった。自分のところの野菜は高く、よそからは安く仕入れ、矛盾するが、地元の野菜を地元の消費者にというのは喜ばしい。やっと地元(生産者、生産物)が見直されたかと思われた。今やっと、スーパーの安売りから、いいものへ眼がむいてきた。サンシさんは眼が早い。
鈴木A.顔が見えるという風に思ってきた。社内でそうなってきた。地元は粒がそろいにくいが。

上杉Q.キュウリ1本1円で売る会社とは、どんな考えでやっているのか、他の野菜がまともな値でも、疑問符を持ってしまう。企業と一生懸命な農家の気持ちを結び付けることを望む。
鈴木A.スーパーサンシの野菜の中にどれだけ四日市のものがあるか。食料だけで600億円売るスーパーはまれ。気に入る野菜が出てくるのか、買われないのか。

山口Q.出店前提としてとのことだったが。・作ったすぐ横で売るのか・EMに惚れた点、について教えていただきたい。
鈴木A.・法規制上無理だと思う。・野菜の値も何の値も物流コストがほとんど。横で売るというのは良い考え。

農地活性化事業計画について

有限会社T・Cクリエイト山口敏男環境事業部長から企画書が説明された。

上杉Q.荒地を開こんするという考えについて、農業で生産性がよくて採算がとれればよいが、現在の農業は採算がとれないことに悩んでいる。まして荒地の開こんからではコストがかかる。
山口A.県、農業会議へ行くと、農業で金もうけはできない、と言われがっかり。しかし引っ込めない。

上杉:農業は地域との関わりが深い。特に水利とその管理。地域内での調整等、簡単ではない。
部長:行政がかまなければならないところもある。
海山:なぜ私のようなものが、ここにかかわっているのか。地域、コミュニティが今後は重要となろう。非営利である。市場原理から一歩引いて考えている。会議参加の意義は、勝ち負けで負けが消えていくわけでない。お互いが残っていく道を探っていく。
部長:いずれもあり。どれかが1本というわけでない。どのような方法でも残しておく。利潤のあるもののみではない。サンシも一つ。認定農業者の拡大も一つ。色々やっていただき、これらすべてで対応したい。
遊休農地は残る。法人が対応するにも、点在しているのがネック。効率悪い。営利・非営利、楽しむ・楽しまない、の区別ではなく、全部あり。
鈴木:農業法人で儲けるという発想は不可。
山口
:量販店すでにあるのでそこに流せばという話もあれば、雇用、そして販売スペースを新たに作り、解決する話も。
中山:ジャスコに対抗するため、地元のもので商売するのはよい。資本主義の原理で淘汰はある。建設業者であるが、食っていけないので農業へ活路見出しに来た。
矢島:いや、資本主義は実は衰退中である。
海山:市場を作らなければと思っている。