●高倉サンシ社長
 地場産品少ない、県外産ならまだしも外国産が多い。安定収入がないので後継者いないし、農業人口減少となる。「売場がない」と言われるが、あれば盛り返すのではないか。私共のプレゼンをお聞きいただき、御意見等賜りたい。

 (株)スペース担当者により、プレゼンテーション


質疑・応答
●鈴木サンシ室長
 本構想は社内で相談した。公害の街を返上、農業・環境の情報を発信する基地をつくりたい。四日市がその1番手として取り組みたい。
●矢島地域自治研究会代表
 外貨(地域外から来た人が落としていくお金)を入れる工夫を考えたい。四日市は商工業で裕福であり、観光資源の活用等、考えなくても生活できてきた。
●森川市農水振興課長
 資源を有効活用していないという御指摘はそのとおり。旅行業会のお考えをうかがいたい。
●JTB森四日市支店長
 観光資源は四日市にたくさんある。アグリステーション構想は大賛成。地元が大喜びする。客の対象が構想と食い違うかもしれないが、固めれば良い。例えばベルファーム、碧南あおいパークなどの訪問者は熟年層が多い。まずもって地元の方に認知されること、四日市市→北勢→南勢・全県域と流れを作るのがベター。地元へのプロモーション、大いに参画できる。他県へのプロモーションも協力可。
●近ツ岡本四日市支店長
 市民が「本物である」と口コミで広がれば、本物。市民が自慢できること。外からお客を取るのはなかなか難しい。地元から自然に高まっていること。また、他地域にライバル多い。やはり地元で盛り上がることが必要である。
●井上部長
 市主催「地産地消バスツアー」は毎年好評。参加料上げてもなお応募者多数である。実は市内に魅力が多くある証拠といえる。しかしこのツアーは市内在住者向けに限られている。これ以上の規模は、行政でまかないきれない。
●鈴木室長
 現段階では、野菜づくりについて、悩みは農家も流通関係も同じ。本構想は双方の問題を解決。流通経路にのみまかせてモノを売るのでなく、流通と生産で売場を作るともう少し消費者の顔を見られると思う。
●井上部長
 ファーマーズマーケットは、それはそれ。本構想のポイントは廉売とは無縁で、良いものを、我慢して高く売る。
●門脇畜産組合理事長
 消費者にいかに多く参加してもらうかが肝心である。まず消費者に「食の大事さ」を感じてもらうことが必要で、知っていただいて勧めることをすべきである。生産者の顔はこのようにして見えていくものであろう。これだけおいしいものがあるとPRの場ができないか考えている。そこを利益だけ得る場と思えば、間違う。
●渡邉素麺組合代表理事(三重の糸)
 製造過程を取材するテレビ番組が多かったが、最近は食べるところをディレクターに要求される。「揖保の糸」は食べるところはある。
●清水製茶社長
 かつてスーパーサンシ店舗内で、月に1回程度対面販売をやっていたが、生産者でもあるので多忙であり、自ら降りた。イベントだけならともかく、歴史あるかぶせ茶 は続けていきたい。
●渡辺四酪組合長
 この度、ふれあい牧場リニューアルオープン後10年目、春のまつりの趣向を変える。牛乳地場産としてPRしてきたことに加え、加工品であるバターを来た人に楽しんでもらう予定。地場の野菜を売りたいが、酪農家の野菜は家庭菜園程度であるので、売るほどないので思案している。今年は4/29(土)30(日)にする。毎年2,000〜3,000人/日来ていただいているが、もう少し来てもらいたい。
 アグリステーションに乳製品を出すことは可。脱脂粉乳入れていないし、楽しんでもらえると思う。
●岡本農業委員
 市が(部長の発言のような)このようなことを考えてくれていたとは驚いた。農業委員会で外部へ視察に行って、良い事例を見ても市は「場所ない・予算ない」と委員同士で話合いあきらめていた。また、良い事例も時が経てば寂れている所も多いので、二の舞は踏まないようにしていただきたい。直販、国産、地場産各ニーズは確実にある。我々(消費者)は外国のものを忌避したいが、「安価」なので逆らえない。部長発言の中の「安売りをしない」のは大事なこと。「値下げしたら買ってあげる」と言うお客さんには、製品をあげている。また、売り切れる程度しか店にいれない。安売りしないためには、自信を持って売ることが必要である。
 四季菜とアグリステーションは同じものを出すのであろうか。一方で高いもの、他方で低いものを出せばどうなるのであろうか。
●萩牧場代表
 流通過程は成熟している。今変わるべき時かもしれない。アグリステーション構想と同様のものを10年前に気がつきやっているところもある。今、生産者サイド、流通サイドのみでこの構想が語れるであろうか。第三者である消費者の考えるところを見つけて取組まねばならない。体験型事業はその一つ。「自分のところの食材はおいしい」というだけでは売れないことは自明。理解されなければ無理。
●伊藤農業委員
 理想的な図であり、四日市のためになるのではないか。サンシは販売力がある。それを利用しないことはない。
●森川課長
 公設、民営、役所が作るのか、その結論は出ていない。可能性の検討、深めるための会議であり、問題点などを自由な発送で話し合っていきたい。
●加藤畜産組合副理事
 モクモクファームの社長の話では、事業展開中「もうあかん」が何回もあったが、補助がその都度助けてくれたとのこと。しかし、バブル期のあの時だからできたのだろうと言っている。現在、補助金なしでこの構想が果たしてできるのだろうか。なくてはできないが、あてにしてもできない。資本参加のシステムなどの新しい考えが必要。行政側が民間で、を連呼するが、そのあたりを応えていただきたい。
●原田商工農水部次長
 意識の共有のため、農業、地場産業、観光他関心のある関係者の皆さんに集まっていただいた。課題を整理し、次のステップへ進めたい。具体化するため市の政策として認知してどのように位置づけるのか、3段目を考えているところである。
●鈴木室長
 サンシも16店舗あるが、商業だけのまちづくりは環境の変化に対応できず、難しくなろう。ニューヨーク州のシチュー・レオナルドのように工夫が必要。
 市の補助金をあてに本構想を立てていないが、現実味を帯びるようにするなら、市の協力は必要。サンシパークで農業をやっているが、農業は難しい。茶はそこ、素麺はここ、肉はあそこで買うよりも、一ヵ所に集まっている方が良い。子どもにナチュラル体験、焼肉は三重和牛で。ベルファームは平日閑散としている。野菜は土日のみ販売というものでない。やるなら早くやりたい。
●矢島代表
 必要な考え2点をあげれば、①人それぞれのニーズがある。健康ニーズなど応えられると良い。糖尿食、腎障害食物など。②食料に安全の保障。
 他、横のつながりが大事であり、その視点を民は既に持っている。役所は補助金よりも民がするのとは違うコーディネートをしていただきたい。
●中山アイトム建設室長
 二つほど考えを。①地元で作られているものは美味である。以前、食べる機会があったが、きちんと調理されていたのかどうか。確実においしく調理して提供する場が必要②外貨を落としてもらうには、滞在させること。体験キャンプなど、一日滞在、一泊すれば食べる回数は増え、お金が多く落ちる。
●森川課長
  熱い議論の絶えない内に、次につなげたい。